【EWC第4戦 ボルドール24時間耐久ロードレース予選】決勝は4番グリッドからスタート!安定性と信頼性を重視したレース準備を実施

2025.09.20レース

2025年9月18日、FIM世界耐久選手権(EWC)最終戦となる第4戦「ボルドール24時間耐久ロードレース」が開幕しました。舞台となるのは、フランス南部マルセイユ近郊ル・カステレにある全長距離5.673kmのポール・リカール・サーキット。「ミストラル」と呼ばれる強い北風が吹くことも特徴で、約1.8kmあるバックストレートの「ミストラル・ストレート」で追い風が吹くとEWCマシンでも350Km/h前後の最高速を記録します。第88回目の開催となる歴史あるレースに、全53チームが参戦します。

 

ポール・リカール・サーキットは多彩なコーナーに加え、約20秒間もフルスロットルで駆け抜けるロングストレートを備えた伝説的なコース。24時間耐久においては純粋なスピードだけではなく、マシンの信頼性も問われる非常に過酷なレースです。

今回のF.C.C. TSR Honda Franceは、これまでと同じ3名のレギュラーライダーに加え、リザーブライダーとしてスペイン人ライダーのイサック・ビニャーレス・マレスを迎え、週初めから予選前半にかけては細部にわたるレースシミュレーションを重ねることに集中しました。

そして9月19日(金)午前11時から理想的なコンディションで行われた2回目の予選セッションでは、Honda CBR1000RR-R Fireblade SP(#5)の性能を最大限に引き出し、前日のタイムを大幅に更新することに成功しました。

最初にコースインしたアラン・テシェ選手は1分51秒445を記録し、自身のセッションで2番手につけます。続くコロンタン・ペロラーリ選手も1分51秒630をマークし、グループ内で3番手と好調を維持。羽田太河選手も1分53秒871と大きく前進。さらに、イサック・ビニャーレス・マレス選手も1分54秒213を記録し、チーム全体のパフォーマンス向上に貢献しました。

最速2名のベストタイムの平均に基づく公式記録では、F.C.C. TSR Honda Franceは平均タイム1分51秒538をマークし、決勝は4番グリッドからスタートします。また、選手権ポイントを追加で2点獲得しました。

決勝レースは9月20日(土)15時(日本時間22時)にスタートします。F.C.C. TSR Honda Franceは、ライダーたちの実力とチームの総合力を武器に、現在のFIM世界耐久選手権(EWC)の暫定ランキング6位のさらなる高みを目指します。皆さまの熱い応援を、どうぞよろしくお願いいたします!

 

【Riders & Machine】

・Rider Blue / Alan TECHER(アラン・テシェ)
・Rider Yellow / Corentin PEROLARI(コロンタン・ペロラーリ)
・Rider Red / Taiga HADA(羽田太河)
・Rider Green/ Isaac Viñales Mares(イサック・ビニャーレス・マレス)
・Machine / HONDA CBR1000RR-R Fireblade(#5)

 

【Team comments】

ライダー:Alan Techer(フランス)

「火曜日からレースペースの向上に集中して取り組んできました。そこでポイントを稼ぎ、勝利を狙うことが最も重要です。太河は少しペースが遅れている部分がありますが、チームでサポートしていきます。昨日の予選1回目ではレースシミュレーションを実施し、とても良い感触が得られました。そして今日、ブリヂストンの予選用タイヤのおかげで一気にタイムを伸ばすことができました。私は51.4、コランタンは51.6と非常に良い平均タイムが出せています。パフォーマンスには満足しており、レースに向けてモチベーションも高いです。天候も良さそうなので、集中を切らさず、ベストな結果を目指していきます」

 

ライダー:Corentin Perolari(フランス)

「4番手スタートはとても良い結果ですし、総合ランキングに向けても2ポイントを獲得できました。レースペースも非常に良いので、このペースをしっかりキープできれば、素晴らしいレースになるでしょう!」

 

ライダー:羽田太河(日本)

「昨日と今日の予選では、ブリヂストンのレース用タイヤを使ったシミュレーションを中心に走行しました。まだ改善できる余地があると感じているので、データを確認して課題を洗い出し、明日の決勝に向けてペースアップを目指します」

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