ついに姿を現したNEW CBR 1000RRーR Fireblade -TSR-EWC –
2020.07.17 レース
2020年初頭からTSRでレーシングキットを開発してきたNEW CBR 1000RRーR Fireblade – SC82 -。3月初旬には現地ル・マンに車両を送り、真っ先にテストを敢行したTSRだったが、その後はコロナ禍の中、国内主力チームへの開発依頼も行いながら、キット開発を最重点課題として取り組んできた。
そして、F.C.C. TSR Honda Franceとして、ついに地元鈴鹿サーキットでル・マン仕様をシェイクダウンする機会を得た。所属の海外ライダーは移動がままならず、今回はこれまで実績のある秋吉耕佑、高橋裕紀の両選手にテストライドしてもらうことになった。
テストは前日までの激しい雨は収まり、特に2日目は29℃を超え暑い日となった。本来今年の鈴鹿8耐ウイークだったはずの日程で、マスク着用義務、社会的距離を保ちながらの作業となるなど、誰もが複雑な思いだったに違いない。
シェイクダウンとなるマシンはル・マン仕様でのテストとなった。ベストタイムは秋吉選手の2分9秒540。高橋選手が2分10秒774というものだが、8月29日〜30日の2020ル・マン24時間に向けて、新しいCBRを理解する絶好のテストとなった。