FIM EWC 2019/20第2戦セパン8時間〜 決勝レースは天候、転倒、変転の連続で13位ゴール!
2019.12.15 レース
雨季のマレーシアは、午後から夕方にかけてスコールが降るが1時間ほどで止む。そう聞いていたのだが、決勝日は違った。朝から日本の梅雨のように降り続き、どんよりとした曇り空は晴れそうにない。こんな天気は地元の人に言わせれば、年に何日もないという。
その天候で13:00に始まった決勝レースは、ウォームアップ走行を終えた時点で激しくなった降雨のため、メカニックの手によりマシンがピットに戻され、スタートデイレイドに。チームマネージャーミーティングの末に15:05から再開されたものの、スタートからセーフティカーの先導する隊列走行で8周回をした時点で再び中断。今度は車検ピットに全車両が格納される事態に。
その後、18時からレースが再々開されることになったレースは、序盤からポールポジションからスタートのYamaha SepangとF.C.C. TSR Honda Franceのトップ争いが展開された。ヒートアップする2台はアクシデントで同時に転倒、再スタートしたマイクはそのまま走行を続け、初めてのピットインではどのような状況にも対応すべくピット内に各種パーツが並べられる中ピットイン。幸いマシンはダメージもなく、マイクはWスティントでそのまま走り続ける。
その後もトップをキープする走りのマイクだったが、残り1時間目前の19時50分頃に再び痛恨の転倒。ピットに戻り約8分間の修復の後、フレディがコースに復帰。28位まで落とした順位を回復すべく懸命の走りを見せる。残り30分を切る頃にはポイント圏内となる20位、そして15位と順位を上げ、8時間を経過する最後の周回で2台をかわして13位をもぎ取ることに成功した。
しかし、残念ながらランキングは12位へとダウン、トップとの差も広がる結果となった。
次なる戦いの舞台はル・マン24時間。新型マシンCBR1000RR-RのEWC実戦デビューとなるこのレースでは、勝つという目標を明確にして臨むつもりだ。
【監督コメントは動画でご覧ください】
【フルリザルト】
https://www.its-results.com/ewc/2019-20/5aa86a6e-96df-4da5-a9f5-cc4e2d7450a9