24H SPA EWC Motos 2022
予選レポート&コメント

2022.06.04レース

ピットのジョシュとマイク予選初日のセッションでは、トリッキーな高温の路面コンディションの中、各ライダーは自分の経験を生かしてマシンを限界までプッシュした。この段階でジョシュが2分20秒411でセッションの最速タイムを記録。続くジーノは、セッション中盤に転倒してしまったがトップと0.011秒差の2番手となる20秒399を記録し、Honda CBR1000RR-R Firebladeに順応してきていることを自ら証明した。最後にアタックしたマイクは、予選タイヤを翌日のコンディションに備えて温存した結果、22秒008で6番手に位置した。
セッション前2回目となる最終セッションでは、ジョシュとマイクがやや涼しい路面のおかげで前日のタイムを更新できた。ジョシュが20秒047のタイム、マイクは20秒684と前日から大幅にタイムを更新し3番手につけたが、その直後にまさかに転倒を喫してしまった。

それでもジョシュの2分20秒047とジーノの20秒399のベスト2タイムのアベレージにより、4番手から決勝をスタートすることになったのだ。

【コメント】
ジョシュ・フック
『昨日は非常に気温が高かったけど、今朝のセッションは涼しい路面で期待できたから、必ずしもパフォーマンスにこだわる必要はなかった。でも残念ながら、結果は期待通りにはいかなかった。それは僕としては、赤旗や予選タイヤの管理など、単純に作戦が合わなかっただけ。しかし、決勝レースは自信を持って臨む手応えを得ているから楽しみだよ』

ジーノ・レイ
『今日は我々にとって難しい一日だった。しかし、夜の練習走行と予選1回目では、様々なコンディションで安定した良いパフォーマンスが発揮できているので、決勝のペースには自信があるんだ。しかし、ここはとても難しいレースになりそうだ。いくつかのコーナーは夜間はとても暗く、天気予報もかなり悪い。慎重に、そしてリラックスしたライディングスタイルで臨まなければならないだろう』

マイク・ディ・メリオ
『今日はコンディションが良くなると分かっていたし、昨日は予選用タイヤを使わなかったのはちょっと残念だね。ジーノのペースに合わせるために、ユーズドタイヤでスタートしなければならなかった。彼の転倒でレース用のマシンに乗り換えなければならなくなり、ペースが上がらなくなったんだ。今日の赤旗後は、プッシュしてアタックしたが転倒してしまった。チームには申し訳ないことをした…。このようなクラッシュがレース中に問題にならないようにしないといけない』

チームマネージャー藤井正和
『これもレースだね。昨日より3つポジションを落としたが、我々の目標であるレースを考えれば大したことはない。もちろん、2回の転倒は残念だが、ライダーは元気だし、メカニックもマシンを修理してくれるだろう。今週に入ってからのタイムには満足しているし、レースが待ち遠しいよ』

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