F.C.C. TSR Honda France 2022鈴鹿8耐〜ポジションを一つ上げ4番手グリッドから決勝スタート!
2022.08.06 レース
8月6日(土)のトップ10トライアルを前にして行われたフリー走行で、ジーノが大転倒し、ドクターヘリコプターで病院に運ばれるというアクシデントが発生した。その対応に追われると同時に、目の前の最終予選を戦うという中、トップ10トライアルから40分間の計時予選に変わった最終予選セッションで、ジョシュが3周目から2分6秒台を連発、6秒538で5番手、翌周には6秒204で4番手に浮上する快走を見せた。結局そのままセッションが終了し、7日(日)の決勝レースを4番手からスタートすることになった。
なお、ジーノは四日市市内の病院に搬送されたが、意識不明の状態が続いている。
【ジョシュ・フック】コメント
『昨日の予選はうまくいった。でもトリッキーなコンディションだった、僕というより、マイクにとってね。僕のセッションは良いコンディションだったし、悪くなかった。トップ10トライアルに進むには、全員のコンビネーションで十分だった。今日はトップ10トライアルが40分の予選に変更になったので、チームは僕が全セッションを担当することにしたんだ。そして、そのペースに見合うだけのものを得ようとした。だから結果にはとても満足している。最終的に僕らのパッケージのラップタイムはかなり良かったと思うし、予選4位なのでチャンピオンシップのための2ポイントも獲得できた。レースに向けてはいいスタートが切れたと思う。明日は落ち着いて自分たちの仕事をするだけ。レースで何をしなければならないかは皆分かっているし、同時に楽しみにもしている。自分たちの計画に沿って、いいレースをするだけだ。けど、タフなレースになりそうだ。マイクと僕だけのレースだから、大変だろうけど。ありがとうございました』
【マイク・ディメリオ】コメント
『私の予選はミックスコンディションだったので、Q1では何とかすることができたけど、Q2では、その必要もなかった。雨が降ってきているのでリスクを負うことはないからね。ただ、残念ながら、最終予選前のセッションでジーノが大きな事故に遭ってしまった…。それでも、ジョシュが良い仕事をしてくれ、スタートは4番手。チャンピオンシップのために2ポイントを獲得できたのだから、これはとてもいいことだ。明日はとてもタフで重要なレースになるだろうし、暑すぎないことを願っているよ』
【チームマネージャー藤井正和】コメント
『鈴鹿8耐の予選が終わって、こんな複雑な気持ちになったのは初めてですね。何と言っても予選前のフリー走行でジーノが大転倒して、ヘリコプターで運ばれて、その状態が分からない、そんな中で戦わざるを得なかった。何とか彼の無事を祈っているし、出来ることは最大限やろうと思っている。そんな中チームが一所懸命頑張ってくれて、予選の結果で言うとジョシュが頑張ってくれて4位になれたというのは、素晴らしい力だと思う。そのことをジーノにも伝えたいと思う。最後になりましたが、明日もしっかり戦います』
Suzuka 8 Hours - 2022 FIM Endurance World Championship - Race Starting Grid - Provisional Starting Grid