FIM EWC ボルドール24時間
アラン・テシェを起用し、最終決戦、そしてタイトル奪還に挑む
2022.09.02 レース
チーム史上最も過酷とも思える8時間を走り抜き、10位の結果を得た鈴鹿8耐後、様々な思いを抱えながら最終決戦のボルドール24時間に向けて態勢を整えてきたF.C.C. TSR Honda France。その中で、チームはジーノ・リアの代替ライダーとして、アラン・テシェを起用することに決定。8月末に行われた2日間のプレテストから合流した。そのテストも順調にこなし、いよいよ9月17日(土)〜18日(日)のレースに向けたウイークを迎える。
アランはF.C.C. TSR HondaとしてのEWC参戦初年度から2017-2018 EWCチャンピオンを獲得するまでF.C.C. TSR Honda Franceのライダーとして戦っており、コミニュケーションもバッチリ。その後もEWCには参戦を続けており、今季はFSBK(フランススーパーバイク選手権)にも参戦中で、現在ランキング3位につけている。
今年100周年を迎える“ボルドール”は、2019年大会では嵐のような豪雨で時間短縮、2020年大会はコロナ禍で中止となるなど、曲折を経ながら2021年に復活して再び歴史を刻み始めた。2022年も9月17日(土)15:00スタート、翌18日(日)15:00フィニッシュという24時間でレースが予定されている。
《2022FIM世界耐久選手権(EWC)シリーズ参戦体制》
●チーム #5 F.C.C. TSR Honda France
●チーム総監督 藤井正和
●マシン Honda CBR1000RR-R (TSR-EWC耐久仕様 2022モデル)
●ライダー Mike Di Meglio/Josh Hook/Alan Techer
ライダーのコメント(プレテスト終了後)
【マイク・ディメリオ】
『言うまでもなく、今チームがどの位置にいるか、どういう状態にあるかは良くわかっている。アランが一緒にいて、ジョシュもレースペースを考えたら仕上がりはとても良い。この2日間でより改善された。だから我々の方向性は正しいし、問題ないだろう。我々は勝利のために戦うだけだし、100%のパフォーマンスを見せられるようにしたいね』
【ジョシュ・フック】
『この2日間のテストはとても手応えがあった。最初はレースペースを作るのにかなり集中したんだ。最後のほうはタイヤと格闘していたよ。でも最後に良いセッティングを見つけたんだ。マシンも良く走ってくれて、とても安定している。ペースも昨年に比べてとても速い。だから全体的に見れば、決勝に向けていい位置につけていると思う。主な課題は、この2日間のテストで達成できたし、バイクもとても心地よく感じられた。チームの仕事ぶりには本当に満足しているし、レースがとても楽しみだよ』
【アラン・テシェ】
『今、ここにいられて、このチームと仕事ができてとても幸せです。2018年まではジョシュとずっと一緒に仕事をしていたし、マイクも知っている。チームには何人か新しい顔もいるけど、それは問題じゃない。まるで、古い友人と一緒にいるような居心地でとても幸せだと思う。レースのため、チームのために良い仕事をし、ボルドールでの最高の結果に挑むことができて、今はとても興奮しています』
Bol d’Or 2022
In 100 words: Variety is the name of the game at Circuit Paul Ricard, which features an incredible 167 configurations ranging from 826 to 5861 metres in length. A venue for bike and car races, Paul Ricard also hosts rallies on occasion.
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