【EWC第3戦 鈴鹿8時間耐久レース予選】決勝は14番グリッドからスタート、猛暑の決戦に備えたセットアップを優先

2025.08.02レース

2025年8月1日、FIM世界耐久選手権(EWC)第3戦「第46回コカ・コーラ 鈴鹿8時間耐久ロードレース」は、今年も鈴鹿サーキットを舞台に開幕しました。常連の日本勢に加え、フル参戦チームも多数エントリーし、 全55チームが参戦。例年以上に激しい戦いが予想されます。

ホームレースを迎えるF.C.C. TSR Honda Franceは、週の初めから高温多湿の気候に順応しながら、#5 Honda CBR1000RR-R Firebladeの決勝仕様を煮詰めてきました。

迎えた8月1日(金)の予選日、日本気象協会によるとこの日14時の鈴鹿の気温は37.6℃。体温を超える猛暑の中でのコンディションとなりました。決勝の3日も酷暑となる予報で、F.C.C. TSR Honda Franceは戦略的に「第1セッションを決勝用セッティングの確認にあてる」ことを選択。新品タイヤは第2セッションに温存する判断を下しました。

第1セッションでは、アラン・テシェ選手がユーズドタイヤとレース仕様のマシンで走行し、2分07秒348をマーク。第2セッションでは、コロンタン・ペロラーリ選手が2分07秒713、羽田太河選手が2分06秒591と、暑さと湿度が残る中でも新品タイヤのグリップを活かしてタイムを伸ばしました。

チーム最速2名の平均ラップタイム(2分06秒970)により、F.C.C. TSR Honda Franceは決勝を14番グリッドからスタートします。

決勝レースは8月3日(日)午前11時30分(現地時間)にスタート。予報によると、この日も35℃と真夏の強い日差しが降り注ぐ1日となりそうです。46回目を迎える伝統の鈴鹿8耐は、まさに文字通りの熱戦となるでしょう。

F.C.C. TSR Honda Franceは、ライダー陣の実力とチームの総合力を武器に、現在のFIM世界耐久選手権(EWC)の暫定ランキング4位のさらなる高みを目指します。皆さまの熱い応援を、どうぞよろしくお願いいたします!

 

【Riders & Machine】

・Rider Blue / Alan TECHER(アラン・テシェ)
・Rider Yellow / Corentin PEROLARI(コロンタン・ペロラーリ)
・Rider Red / Taiga HADA(羽田太河)
・Machine / HONDA CBR1000RR-R Fireblade(#5)

 

【Team comments】

ライダー:Alan Techer(フランス)

「今日は良い内容で走ることができました。第1セッションは決勝時を想定したユーズドタイヤでレースペースを確認することを優先しました。平均ペースは思っていたほどではないですが、悪くないと思います。大事なのは決勝で、日曜日はトップ8、できればトップ5を狙いたいです。」

 

ライダー:Corentin Perolari(フランス)

「今日は初めて新品タイヤで走ることができ、グリップが高くてうれしかったです。予選では全力のタイムアタックというより、決勝を見据えてレースペースの確認を優先しました。決勝はリラックスして走ることを心がければ、いいレースになると思います。」

 

ライダー:羽田太河(日本)

「週の初めは難しい状況が続きましたが、今日からマシンが大きくセットアップ変更されてフィーリングがかなり良くなり、しっかり走ることができました。まだいくつか不安はありますが、予選ではしっかりしたタイムを出せました。14番手スタートは理想より少し後方ですが、決勝では安定したリズムで前を追っていきたいと思います。」

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