F.C.C. TSR Honda France、優勝とタイトル奪還を目指して
2020.09.16 レース
日本のチーム、F.C.C. TSR Honda Franceは、ルマン24時間レースでの優勝に後押しされ、再び、世界耐久選手権のチャンピオン獲得に狙いを定めた。彼らの当面の目標は、ジョシュ・フック選手、フレディ・フォーレイ選手、マイク・ディ・メリオ選手が新型CBR 1000 RR-Rに乗り、エストリル12時間レースで優勝することだ。
今シーズン、不遇なスタートを切ったF.C.C. TSR Honda Franceだったが、新型の2020年CBR1000RR-Rでルマン24時間レースに臨み、周回数816周のうち752周でトップに立ち続け、さらに、ファステストラップも記録して、見事に優勝。
F.C.C. TSR Honda Franceの藤井正和監督は、こう語る。「ホンダとわれわれのチームは、新型ファイアブレードについて完璧な仕事をしてくれた。CBR1000RR-Rは、レース用マシンなんだ。ルマンでは、何のトラブルもなくて、ただ燃料を補給して、タイヤを変えるだけだったよ。エストリルのストレートは、ルマンのストレートよりも長いから、われわれのマシンのアドバンテージになるはずだね。」
暫定チームランキング首位のSuzuki Endurance Racing Teamとの差は、わずか40ポイント。ホンダファクトリーチーム、F.C.C. TSR Honda Franceは、2020年9月26日(土)にポルトガルで開催される2019-2020年シーズンの最終戦、エストリル12時間レースで、再び優勝を目指す。
「計算は簡単だよね。」と藤井監督は語る。「最終戦では、最大67.5ポイント(ポールポジション、8時間経過後のトップ、レース優勝の合計ポイント)を獲得することができるから、われわれは、その全てのポイントを取りにいくよ。そのためにエストリルに行くんだから。われわれには、そのためのチームとマシンがある。我々の仕事はレースで勝つこと。レースの状況によって、柔軟に戦略を変えていくつもりだよ。12時間のレースと言っても、十分に長いレースだからね。
藤井監督は、体力的にハードなエストリル・サーキットでのホンダCBR1000RR-Rの機動性にも期待している。CBR1000RR-Rは、とても機動性が良くて、速く走るのことを簡単にしてくれるマシンなんだ。ルマンでは、3人のライダーみんなが、快適に走行していたからね。24時間レースでも問題なかったんだから、12時間レースでは、さらに問題ないだろうね。」
ポルトガル、エストリル12時間レースは、9月23日(水)に行われる練習走行第1回目からスタートする。
(FIM EWC公式サイト・ニュースから転載)
オリジナル(英語版)