Le Mans Test 8 – 11 March 2021 まとめ&ムービー
2021.03.15 レース
今季初めてとなるル・マンテストが3月8日〜11日の4日間の日程で開催された。
移動に制限が伴う中、日本・オーストラリアなど世界各地からパリのワークショップにチームが集結。準備期間を経てテストに臨んだ。
2021マシンのシェイクダウンともなるこのテストは、新しく加入した高橋裕紀にとって、自分のポジションや実力を内外にアピールするチャンスであり、チャンピオンチームでチャンピオンライダーのマイクとジョシュに対抗する意味もあった。
テストは3台のマシンを持ち込み、各ライダーがそれぞれ乗り換えながら周回を重ね、ル・マン仕様へと進めていく。4日間で延べ18時間超のテストでは、前半が厳しい寒さながら快晴、後半日程では雨も降り乾いていくコンディションとなるなど、様々な状況に対応するテストやシミュレーションが行われた。
ル・マンを走るのは8年振りとなる裕紀が最も周回を重ね、当初は1秒前後の開きがあったラップタイムを走行毎に詰め、最終的にはマイクとジョシュが昨年から更新していた1分36秒台に入るまでになった。アベレージタイムでも遜色ないものだ。
フィジカル面でもバランスの良い3人のライダーだが、走りについて早くもコンビネーションがとれてきた。さらに、かつてMotoGPで同じチームやパドックで過ごし盟友とも言えるマイクと、全日本参戦時にコミュニケーションを図っていたジョシュともすぐにお互い認め合った。
次回オフィシャルテストには裕紀は参加できない分、24時間レースに向けて出来る準備を整えて、再び相まみえる。
Le Mans Test 8 – 11 March 2021 ムービー