FIM EWC 2019/20開幕戦第83回ボルドール24時間 〜145周目、痛恨のリタイア
2019.09.22 レース
22日(日)は、早朝4時から準備を始め、6時のスタートに備えた。その後2台SCカーの先導による2グループのローリングスタートとなったリスタートセッションが始まった。チームはセットを雨用からドライセットに戻し、乾いて行くという方向でのレースを展開。レース中断時にトップだったフレディが再開後もトップをキープし、#7、#77、#1、#2らとトップ争いを展開。タイムが上がるとともにコースも乾いて行く方向になり、タイヤチョイスの差が順位に影響を及ぼし始める。その中で徐々に#77、#1、#2ら後続を離して#7とマッチレースの様相を呈してきた。
そしてフレディが2スティント連続で走行した後、マイクに交代。#7とのピットインのタイミングでお互いに順位を入れ替えたが、マイクに交代した後は、#7と40秒ほどの差でトップをキープ。この2台のみが同一周回という状況だったが、145周目にマイクがターン9でスローダウン。エンジンがブローし、漏れ出たオイルでトップを争う#7、後続の#1を巻き込むことになってしまった。ピットに戻されたマシンはクランクケースが割れ、これ以上のレース続行は不可能と判断し、9時20分、リタイア届けを提出した。
その後、EWCから公式に発表があり、8時間経過後のEXポイントとして10ポイントを獲得することになった。結果はリタイアながら、予選の3ポイントと合わせて13ポイントとなった。
*参考:16時間経過時点でのEXポイントは審査委員会により22日(日)10時30分時点の順位で決定
【コメント】藤井正和総監督
『事実としてトップ走行中にエンジンブローによりリタイアした。ピットに戻したが、クランクケースが破損し、これ以上のレース続行は不可能と判断した。とにかく、廻りに多大な迷惑をかけしまった。それらのライダーにもチームにも心からお詫びしたいと思う。すぐにでも原因の究明と次への対策をしっかり行ないたい。結果は結果として受け止め、次のセパンに向けて仕切り直しをし、イチからやり直します。今回は申し訳ありませんでした』
Bol d’Or 2019 – Classification after 8h
【フルリザルト】
https://www.its-results.com/ewc/2019-20/0dee9207-bbfb-4fd5-8db6-8f233794f5c7