今回は、設計のプロであるボクが他社の製品を目の前にしたとき、一体どこをどう見ているのか。
その「脳内視点」を少し覗かせてお話しします。

上の写真は、以前に藤井総監督が投稿にあげてたものです。
これを見たときのボクの脳内を以下にまとめます。
ちなみに下がそのときの記事。
脳内実況スタート!
motorockmanフォーククランプとハンドルバークランプのネジ穴が同じ方向を向いてるな。 同じ位置から工具のアプローチが出来るってことか、作業性がいいな。流石!
フォーククランプは1点固定か…ってことはM8だな。ハンドルクランプはサイズからしてM6。じゃあ、脱着の際は工具の交換が必要になるな。
せっかく、同じ位置からアプローチできるんだからフォーククランプもM6の2点固定にすればいいのに。
工具変えてでも1個所だけのほうが早いってことか?
いや、待てよ!
レース中にハンドルクランプとフォーククランプを同時に緩めることってあるのか? ハンドルバーのみの交換で済むならフォーククランプは緩めないし、ユニットをねこそぎ交換するならハンドルクランプは緩まないな。 じゃあ、M8の1点どめのほうが絶対的に早いな。
なるほどね・・・
とりあえずは、ここまでにしておきます。
この写真ひとつでここまで考えるわけです。
※これはあくまでボクの考察であって、実際の意図は知りません
ちなみに、この部品が製品化された場合、上記の内容が「レースからのフォードバック」になるわけです。
もし、製品化するなら?
ボクの思考はここで終わりではありません。
次に「自分だったら、どう製品化するだろうか?」まで考えをめぐらせます。



ここまで、レース特化仕様ってサーキット以外では不必要だよな。
でも、CBR用ならここまでとんがったほうがいいか…
いや、もう少し簡易的にして安価にしたほうが喜ばれるかな?
でも、1度つくってる以上、同じものを生産するほうが楽でいいか…
とまぁ、こんな感じ。
モノひとつ見るにしても、設計のプロは裏側にあるストーリーまでぐるぐると考えを巡らせています。










