軽さは速さ! チタンで軽量化!

チタンの真実・第2弾「チタンは軽い、でも実は…アルミのほうが軽い」

チタンボルトって触ったことありますか?
ボクもはじめて触ったときは「えっ、これプラスチックじゃないの?」と思うぐらいでした。

金属とは思えない軽さと質感。
是非一度、チタンを手にしてみてください。

チタンは軽い! でもアルミはもっと軽い

チタンは見た目以上に軽くビックリしますが、

実は…チタンよりアルミのほうが軽い!

アルミ、チタン、鉄の比重は
2.7:4.5:7.9

これをわかりやすくすると――
同じ体積の鉄、チタン、アルミがあった場合

  • 鉄 が 100g なら
  • チタンは 57g
  • アルミは 34g


つまり
チタンは鉄の57%で、アルミは鉄の34%の軽さってことです。

アルミとチタンの強度差

アルミが軽いなら、ボルトもナットもアルミ製を使えばいい。
でも、そういうわけにいかないのが強度の問題。

ボルトに使われるチタン合金 Ti-6Al-4Vの強度は 900~950MPa
対して、最高強度のアルミ7075は 570MPa
約1.6倍ほどチタンが強いわけです。

アルミボルトに使われる最も一般的な6061の場合は 310MPa
チタンの約1/3の強度なわけです。

なので、同じ強度を確保する場合
チタンは断面を小さくできるため、質量を下げることができます。
結果、アルミより軽くできることもあります。

とはいえ、物作りはそんな単純ではありません。
部位ごとに強度と重量のバランスが重要です。

スズキのGSX-RR。
キャリパーマウントボルトが中空仕様に。

RC213Vではアルミ製のスプロケナットが使われてます。

※危険なので真似しないでください

ダイエットメゾット VS チタンボルト

「高いチタンボルト買うより、ライダーが痩せたほうが効率的」
なんて声をたまに聞きます。

はたして本当にそうでしょうか?
検証したいと思います

「以前に流行った有名ダイエットプログラム」と「弊社(モトロックマン)のチタンボルト」

上の2つのコストパフォーマンスを比較してみます。

【某ダイエットプログラム】
あのプログラムを行った方のブログを見ると、
2ヶ月コースで目標減量値が-13Kg

その費用はトータル 44万5,000円 だったそうです。
つまり、1kgの減量に 34,230円 かかる計算に。

  

【モトロックマン・チタンボルト】
純正ボルト M10×60 → 42g
モトロックマン製 M10×60 → 23g
19gの軽量化です。

このチタンボルトの価格が 2,050円なので
1gにつき107.8円になります。
よって、1kgの減量に 107,800円 かかることに💦

ということで、費用対効果では圧倒的にダイエットメゾットの勝利。
チタンを扱う弊社にとっては残念な結果になってしまいました。

この記事を書いた人

パーツメーカーやレースチームの黒子として多くの開発実績を持つ実力派エンジニア。
また「バイクをカッコよくする」をテーマに、プロの技術と知識をブログやSNSで惜しみなく発信中。

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